ギフテッドとは?親が知っておきたい定義と特徴【娘の具体例付き】

最近、「ギフテッド」という言葉を耳にしたことはありませんか?
一見すると、特別な才能を持った子どもたちのこと…、天才で何でもできちゃう!
そんなイメージがあるかもしれませんが、実際は「育てやすい子」とは限らず、親として悩む場面も多いのが現実です。

私は、6歳の娘がギフテッドだと知るまで、その意味や特徴をきちんと理解していませんでした。
娘のことを振り返れば、小さい頃から「ほかの子と少し違うな」と感じながらも、どう接したらいいのか迷う日々。
周りからは「賢いね!いい子だね、育てやすそう」と言われることが多いのですが、当事者としては「育てにくいな」と思うこともたくさんあったように思います。
この記事では、
- ギフテッドの定義や特徴
- 海外と日本の違い
- 親として知っておくべき基本知識
を、体験談も交えて分かりやすく解説します。
どちらかというと、娘の様子などを詳しく伝えていきたいと思います。
「ギフテッドって何?」「自分の子どもも当てはまるの?」と感じている方に、ぜひ読んでいただきたい内容です。

私もまだ勉強途中なので、一緒に学んでいきましょう!
ちなみに、こちら。少し分厚いけれど、読んでおきたい良書。
私の説明より絶対に読んでほしいから、最初にご紹介しておきますね。
ギフテッドって?まず知っておきたい基本のこと

「ギフテッド」という言葉、最近ちょっと耳にするようになったけれど、実はよくわからない…という方も多いと思います。
私も娘がギフテッドと診断されるまでは、

天才児のことかな?
くらいのイメージしかありませんでした。
英語の「gifted」は、「贈り物を与えられた」という意味の形容詞です。
だからこそ、なんとなく「特別な才能を持つ子=天才」というイメージが広まっているのも、納得ですよね。
私も昔は、レオナルド・ダ・ヴィンチだったり、アインシュタインみたいな人を「ギフテッド」と呼ぶんだろうな、なんて思っていました。
でも実際は、いわゆる“万能の天才”というよりも、強い才能や特性がある分、育て方や関わり方に工夫が必要な子どもなんです。
アメリカの教育省の定義(US Department of Education, 1993年)では、以下のように説明されています。
「ギフテッドとは、知的能力、創造性、芸術的才能、リーダーシップ、または特定の学問分野で、同年齢の子どもと比較して顕著に高い能力を示し、その能力を伸ばすために特別な支援が必要な子どもである。」
出典:US Department of Education (1993). National Excellence: A Case for Developing America’s Talent.
今思うと、『赤毛のアン』の主人公アン・シャーリーはまさにギフテッドの特性を持つ女の子だな、と感じます。
色んな問題を抱えつつ、成長し、個性を強みに変えていく姿に親近感がわくのか、娘も大好きなお話です。

娘たちは最近NHKのアニメをずっと見ています。

どんな子がギフテッドなの?

ギフテッドというのは、簡単に言うと 知的な力、感受性、創造性などが同年代の平均よりとても高い子ども のことです。
その中には、いわゆる高IQ児、と言われる子たちが含まれるので「天才」と勘違いされてしまうのかもしれません。
確かに我が家の娘もWISC-Ⅴという知能検査を受けた結果、IQ140を超え、総合的に高いIQの持ち主であることがわかっています。
ただ、オールマイティになんでもできるか、というと全然そんなことはありません。
ある一定の分野で突出した力を見せる代わりに、ある部分はとても不器用。
そんな凸凹があるのも、ギフテッドならではの特徴だと思います。
例えば娘の場合は、2歳頃からひらがな・カタカナを読み始め、3歳には自分で本を読み、幼稚園生のうちに簡単な計算、漢字の読み書きを行いました。
語彙力が多く、興味関心も広いため、知識も豊富。
大人と対等に話す姿はまさに「賢い子」でした。
ただ一方で、いろんな情報をキャッチしすぎる傾向があり、必要な場面でじっとしていられなかったり、お友達とうまく関係を築けないこともありました。
WISC検査の結果、インプット・アウトプット分野ともに平均値以上の高さでしたが、インプットの数値が異常に高いことがわかりました。
アウトプットの数値がインプットと比べると低く差があるため、脳の処理に体が追いつかず落ち着きがなく見えるのではないか、と指摘されています。

すべて平均値以上ならオールマイティに何でもできる、というわけでもないんですね。
また、もっと凸凹の差が大きい、2E「Twice-Exceptional(トゥワイス・エクセプショナル)」、日本語で言えば「二重に特別な子ども」と呼ばれる子もたくさんいます。
例えば、学習障害(LD)、注意欠如・多動性障害(ADHD)、自閉スペクトラム症(ASD)などの特性を併せ持つ場合があります。
またいずれ、2Eについては私も勉強しつつ、ここでその情報をシェアさせていただきますね。
アメリカなどでは「ギフテッド」とは、「その子に合った支援が必要な子」という意味で広く知られていて、学校でも特別なプログラムが用意されています。

正直うらやましい><
アメリカの調査によると、おおよそ全体の5~10%程度の子どもがギフテッドに該当するとされています。
(National Association for Gifted Children, 2022年)
しかし、定義や基準は国や地域で違うので、はっきり決めつけられるものでもありません。
日本では、まだ制度もサポートもほとんどなくて、親が気づかないまま「ちょっと変わった子」「育てにくい子」と思われてしまうことも…。
私もずっと、娘の“強いこだわり”“強すぎる正義感”時々見せる”集中力のなさ””急な感情の揺れ”に戸惑い、「私の育て方が悪いのかな…」と悩むことが何度もありました。
ギフテッドの子って、こんな特徴があります
ギフテッドの子どもたちは、必ずしも学校の成績が良いとは限りません。
むしろ周囲にうまく馴染めず、感情的に不安定になってしまうこともあります。
娘の特性を含め、よく見られる特徴をいくつかご紹介しますね。
- 理解が早く、質問が多い
- 好奇心旺盛で、深掘りが止まらない
- 難しい問題に挑戦したがる
- 好きなことへの集中力がすごい
- とても繊細で、気持ちが揺れやすい
- 完璧主義で失敗を怖がる
- 強いこだわりがあり、譲れないことが多い
- 同年代の子と話が合わず、孤立しがち
- 集団のペースに合わせるのが苦手
- 年上や大人と一緒にいる方が落ち着く
もちろん、全部が当てはまるわけではありませんし、子どもによって特性の出かた、強さも違います。
うちの娘は普段は温厚ですが、家の中にいる時だけ急に癇癪を起こしたり、血を見ると必要以上にパニックになったりすることもあります。
また、インプットの分野がとても得意なタイプだからなのか、取り込もうとする情報量が多すぎるとコンピューターの処理落ちのように、全く感情を示さず動かなくなることもあります。
話しかけたりしても上の空になりますが、処理落ちして見える間、娘は脳みそをフル回転させることにすべてを集中している、といった感じで、見聞きしたことなどはきちんと蓄積されています。
他にも色々と特性がある中で、「どうしてこんなに育てにくいんだろう…」「他の子ができることが、どうして注意しても直らないんだろう」と、何度も悩みました。

賢い!と思う反面、どうしてこんなことするの?なんで直らないの?と思って、色々と怒ってしまったことも。
日本ではまだ知られていないからこそ
海外では「ギフテッドの子には特別な支援が必要」という考え方が根付いていますが、日本ではまだまだ理解が進んでいません。
制度や教育の仕組みもほとんど整っていないのが現状です。
文部科学省も一部で「特定分野の才能育成事業」を行っていますが、アメリカのように公的にギフテッド教育が一般化しているとは言えません。
だからこそ、親がいち早く気づいてあげることがとても大事なんだと、私は感じています。

ギフテッドかも?という意識が頭の片隅にあるだけでOK!
実際は違ったって、自分の子は「特別」でいいよね。
娘の特性を知ったとき、私の中の「どうしてこんなに大変なんだろう」という気持ちは、「だからこそ、この子らしさを伸ばしてあげたい」に変わりました。
ギフテッドは決して特別な“選ばれた子”という意味ではなく、あくまで個性や特性のひとつです。
そして、それを知ることがママにとっても、お子さんにとっても、前向きな一歩になります。
私もまだ試行錯誤中ですが、「わが子らしさを大切にする」という軸を持つことで、少しずつ娘と向き合えるようになってきました。

同じように悩むママに、少しでも安心してもらえたら嬉しいです。