「この子に合う環境はどこ?」学びに夢中な娘と小学校受験を選ぶまで
「この子に合う環境はどこだろう。」
学びに夢中な娘をそばで見ながら、私が何度も自分に問いかけた言葉です。

わが家が娘を小学校受験させるかを決めるまでの記録をご紹介します!
娘の特性や、ここに至るまでの具体的なエピソードについては、
別の記事で詳しく書いています。
▶学びに夢中だった娘の家庭学習と育ちの記録
はじめに
小学校受験をするかどうか。
この問いに向き合う時間は、思っている以上に心を削ります。
「やった方がいいのかもしれない」
「でも、本当に必要なのか」
「中学受験ではだめなのか」
私自身、娘が年中になってからこの問いに本格的に向き合い始めました。
この記事では、お受験を勧めるためではなく、
我が家がどんな軸で悩み、考え整理し、選んだのかをまとめます。
受験で一番しんどいのは「勉強」ではない
結果的にわが家は小学校受験をすることにし、その決断は「良かった」と思っています。
ただ、だからといってみんなにオススメしたいかと言われたら、そうではない、と答えます。
勉強が大変だから?お金がかかるから?
もちろん、それもそうですが、中途半端な気持ちで始めるとしんどい、と思うのです。
しっかり考えてから小学校受験の世界に足を踏み入れることをおすすめしたいです。
小学校受験というと、ペーパーや行動観察が注目されがちです。
けれど実際に一番しんどかったのは、勉強そのものではありませんでした。
それは、
「この選択で本当にいいのか」と考え続ける時間です。
娘の勉強進度、お教室選び、取る授業選び、学校選び・・・。
正解が見えないまま、決断だけを迫られる感覚。
それが一番消耗しました。

かなりのお金、時間と労力もかかるし、何より子どもをここまで頑張らせる意味とは?と悩むことが沢山でした。
年中から始まった迷い|中学受験ではだめなのか?
年中になった頃、私の中には
「お受験は早く始めないと間に合わないのではないか」
という漠然とした不安がありました。

生まれたら幼児教室に予約の連絡をする、なんていう恐ろしい噂を聞いたこともあります・・・。
ただ、それ以上に心を動かされたのは、
娘の知識欲の強さと、その学び方でした。
科学館や自然体験に行くと、娘はいつも一番前にいます。
ガイドさんの話を聞きながら、次々と質問をする。
しかも、ただの「なぜ?」ではなく、
大人と対等に会話しようとするような問いを投げかけます。
その姿を見て、
「この子の知的好奇心を、どんな環境、学校なら受け止められるのだろう」
と真剣に考えるようになりました。
目の前にあるのは、ある意味“天才的”とも思える知能。
(どの親御さんも自分の子どもは天才!と思える瞬間がありますよね。)
それを活かすか、持て余すかは、
教育環境次第なのだと実感した瞬間でした。
これがわが家が小学校受験を真剣に考え始めたきっかけです。
受験を決めてからも続く悩み|お教室をどうするか

お受験をすると決めたあとも、悩みは続きます。
次に立ちはだかったのが、お教室選びでした。
最初は「家でだけでもできるのでは」と考えました。
けれど、情報量や客観性、ペース管理を考えると、
家庭だけでは限界があると感じました。

親子だけで勉強していると、お互いにイライラして効率が悪いというのもあります。
私が最初にやったのは、体験授業巡りではありません。
「どの学校を目指すのか」を先に決め、
その学校には何が求められるのかを分析することでした。
女子校なのか、共学なのか。
ミッション系なのか、伝統校なのか。
求められるのは、ペーパー力なのか、行動観察なのか。
志望校がある程度見えているなら、
その学校に強い塾を選ぶのが最短ルートだと感じました。
また、塾の言うままにクラスや講座を取る必要はないと思っています。
子どもの様子を一番見ているのは、親だからです。
「今、本当に必要か?」
「これは取らなくてもいいのでは?」
そうやって取捨選択したことで、
家庭の負担も、子どもの負荷も抑えることができました。

お教室をはしごして、複数のクラスに在籍して・・・というご家庭もあったけれど、わが家には向いていないと判断しました。
迷いを整理するために、立ち止まって考えたこと

悩み続けていると、視点が増えすぎて前に進めなくなります。
そこで私は一度立ち止まり、
「何を基準に決めれば後悔しにくいのか」を整理しました。
感情ではなく、軸で考える。
そう決めて意識していたのが、
- 子ども視点
- 家庭視点
- 将来視点
この3つの視点で整理することです。
この3つを行き来しながら、わが家は娘の教育環境を考えた結果、
小学校受験という選択にたどり着きました。
ここからは、実際にどんな風に考えたのか、参考までにご紹介します。

どんな風に小学校受験の決断に向き合ったのか。参考になれば嬉しいです。
判断軸①|【子ども視点】負荷はどこにかかるか
娘は、好きなことに対しては驚くほどのスピードで吸収します。
ピアノは次々と課題曲を進め、
本は難しいものを読みこなし、
やがて読売こども新聞も自然に読むようになりました。
一方で、集中が切れたときの散漫さや、
お友だち関係で悩む姿もありました。
外では
「優しい」「賢い」「お友だちが多い」
と言われる一方、
家ではそのギャップに苦しんでいる様子も見てきました。
この「できる部分」と「しんどい部分」の差。
それこそが、公立という一律の環境では
大きな負荷になり得ると感じた理由です。

この視点の中で、女子校か、共学か、ミッション系かを選びました。
判断軸②|【家庭視点】消耗しすぎないか
どんなに理想的な教育でも、
家庭が崩れてしまっては続きません。

どの学校も、家庭の温かさを面接などで見ています。
わが家では、下の子はシッターさんに預け、
親参観型の塾に通いました。
参観型の方が、娘の弱点などに気がつけて、対処もしやすかったので私は良かった、と思いますが、仕事をしながらだとしんどいのも事実。
ここは、夫婦で要相談な部分です。
学校分析やスケジュール作りは夫、
実際の勉強を見るのは私。
ペーパー対策も分担し、
「一人で抱えない」ことを意識しました。

学校分析などを夫にお願いしておくと、願書作成のときに協力してもらいやすいです!
また、受ける学校の方向性を早めに決め、
運動能力や絵画力など、
必要性の低い分野は思い切って切り捨てました。
「全部やらない」
それが、家庭を守るために必要な判断でした。
判断軸③|【将来視点】どんな環境で6年間を過ごすか
最終的に重視したのは、
私立一貫校という環境でした。
娘らしく、のびのび学べること。
そして、学びの質が担保されていること。
大学進学の選択肢が狭まらないこと。
これは学歴のためではありません。
将来の夢の幅を狭めないための選択でした。
例えば、理系に強い学校、自然が豊かな学校、英語教育に力を入れている学校、など。
各学校の特色があると思うので、ここをしっかり決めておくと、目指す学校も選びやすいです。
どちらを選んでも、後悔しないために
小学校受験をしても、しなくても、
正直に言えば、あとから「これでよかったのかな」と思う瞬間はあると思います。
どんな選択にも、迷いは残ります。
それでも私が大切にしたかったのは、
結果よりも、選ぶまでの過程でした。
子どもの様子を見て、悩んで、立ち止まって、
家族で話し合い、覚悟を持って選んだ道なら、
たとえうまくいかない場面があっても、
「あのときは、あれが最善だった」と思える気がしたからです。
受験は、子どもだけのものではありません。
親も一緒に引き受ける選択です。
だから私は、
他人の正解ではなく、
我が家の事情と、娘の姿に責任を持てる選択をしたい
そう考えて、ここまで決めてきました。

わが家の選択が少しでも参考になったなら嬉しいです!
次に読むなら
受験を「やる」と決めた前後の幼児期に悩んだのが、何を使い、どんな環境を整えるかでした。
全部はやらない前提で、我が家が準備期に“残したもの”だけをまとめています。


