こんにちは!いちふみママ( @itchifumi )です。
年中の春の今(4歳)、長女いっちーは、「地図上の移動」の難しさに直面しております。
地図移動に取り組むには少し早いのかな、という気もするのですが、目指す学校ではよく出そうなので、早めに対策しておきたいところです。
今回は、地図移動の前段階の「右回り」「左回り」を覚えるのに、どんな勉強や声がけをしたか、記録に残しておきたいと思います。
「右回り」「左回り」の基本的な意味とは?
そもそも、「右回り」「左回り」ってどう説明する?と問われると、大人もちょっと戸惑います。
- 「右回り」:右側から時計回りに動くこと
- 「左回り」:左側から反時計回りに動くこと
一般的にはこういうことなのですが・・・。
幼稚園児に、時計回り、反時計回りをいきなり教えても・・・ね?
ちなみに、我が家の長女いっちーは、時計が読めたので、結果的にはこの時計の針の動きで理解しました。
時計が何時何分まで読めなくても、アナログ時計を毎日目にする生活にするのは大切だな、と感じたエピソードの一つでもあります。
ちなみに我が家は、パスレルの知育時計を使っています。
見やすいし、何よりスイープムーブメント(秒針がカチカチ音をたてない)なので、静かなのもオススメポイント。
0から59まで数字が振ってあるし、とにかく子どもにわかりやすい文字盤。
詳しくは、商品ページで見てもらったほうがいいと思います(笑)
どのように覚えるのが効果的なのか?
「右回り」「左回り」を覚えるには、
- まずは視覚的なイメージを持つ
- 実際に体を動かして、右回りや左回りの動きを体感する
まずは視覚的なイメージを持つことが大切です。
先程もオススメしたような、アナログの知育時計を使うのが一つ。
毎日見る時計。
毎朝、今何時?時計の針がここにきたら出かけるよ!などの声がけをしてれば、秒針が進む方向、時計の針が進む方向は自然と身につくみたいです。
とはいえ、大前提として「右」「左」がどちらなのかを覚えている必要もあります。
我が家では、改めて左右を認識させる時には、お箸やハサミを使う手が右手(いっちーは右利きなので)だよね、というところからスタートしました。
また、実際に体を動かして、右回りや左回りの動きを体感することも効果的です。
小さな子どもは、体で覚える方が定着しやすいです。
お教室の先生も、体を動かす=筋肉を使って体を動かすということです、と仰っていました。
「右手挙げて」と言って、ちょこっと手のひらを動かすだけではなく、思いっきり、腕から動かして挙げる方が、体に馴染んで覚えていくのだとか。
実践的な覚え方のコツとは?
我が家で実際にやった具体的な方法をいくつか記録しておきます。
- 手を回して覚える
- でかけた時などの声がけ
- 自作プリントで反復
どれも特別なことではなくて、すぐに出来る方法なのでオススメです。
手を回して覚える
これは、まさに筋肉から動かして覚える、の実践だったのですが、実際に手を動かしました。
「右回り!」とママが言うと、娘が右手でぐるぐると右回りの動作。
「左回り!」とママが言うと、左回りの動作。
音楽に合わせてやったり、ダンス感覚でゲームみたいにして遊びました。
「ズンチャズンチャ、右回り!ズンチャズンチャ、左回り!ズンチャズンチャ、左回り!」とフェイントをかけてみたり(笑)
この時注意するのは、どちらも同じ側の腕で行うこと!
右回りは右手、左回りは左手、としてしまうと混乱しがち。
でかけた時の声がけ
外に出たときなどに、「次の角を右ね」などと声がけするのも大事でした。
スーパーで買い物を一緒にしながら、「右の棚にある納豆をかごに入れて」など、まずは右左を意識させました。
その次に、カートを押しながら「次の角を右ね」と声がけして、進む感覚、角を曲がる感覚をつけました。
「エレベーターを降りたら左に進んでね」などと声がけするのを習慣にすると、けっこう「右ね、左ね」と角を曲がるタイミングって多いです。
あとは、自宅でロボットごっこをしたりするのもオススメ。
ママがロボット操作をする人、娘がロボット。
「次を右に曲がってください」「ハイ、ミギデスネ」と娘が移動する・・・みたいな遊びも楽しいです。
その後、自分で人形を動かして遊ぶようになったりしたら、最高です。
自作プリントで反復
体感できるようになったら、二次元での反復です。
ペーパーになった瞬間、わからなくなる、というのは子どもあるある・・・。
どうしてペーパーになるとわからなくなっちゃうの?と思うのですが、大混乱しがちですよね。
なので、自作でプリントを作って何度も反復練習をしました。
※今回は「右回り」「左回り」の学習記録なので、地図対策の前段階、という位置づけです。
大好きな恐竜で、右回りと左回りを学べるプリントを自作。
ステゴサウルスと、プテラノドンがクルクル回ります。
右回りに丸をつけて、左回りに丸をつけて、と何度もやりました。
恐竜たちの絵は正直関係なくて、矢印をちゃんと見て解答させます。
矢印を指でなぞりながら円を書かせ、それが時計と同じ動きなのか、それとも時計と反対の動きなのか、を判断するようにしました。
もともとドリルなどが好きな娘ですが、やはり大好きな恐竜が書いてあると、「このプリント何?!やる!」とテンションが上がりました。
受験対策における「右回り」「左回り」の重要性とは?
「右回り」「左回り」の問題は、運動能力のチェックや脳の発達状況を確認するために出題されることがあります。
地図上の移動や、鏡面、四方観察などの難しい問題を考える際に、どうしてもこの感覚がないと問題を解いていけません。
さらには、ペーパーだけでなく、行動観察などでも見られています。
物の配置を覚えたり、体操やダンスをしたりするときにも・・・。
「右回り」と「左回り」の問題は、小学校入学後に行われる運動会などでもできないと困るので、問われているのかな、とも思います。
例えば運動会では、競技やパレードの進行方向が決まっており、その方向に合わせて選手や生徒が動く必要があります。
そのため、「右回り」「左回り」を理解していることは、競技に参加するうえで非常に重要だったりします。
さらに、右手と左手を使い分けることや、右足と左足を使い分けることは、脳の発達にも大きく関係しています。
脳は、右脳と左脳で機能が異なり、運動や知的活動において左右の手や足を使い分けることで、脳のバランスが整い、発達に良い影響を与えるとされています。
なので、「右回り」「左回り」を正しく理解し、適切に使い分けることは、小学校受験や小学校生活において、非常に重要なスキルだと考えられているのだと思います。
これからも時々、こうした自作プリントを使いつつ復習しながら、地図上の移動などを完璧にしていきたいです。