小学校受験ペーパー教材の選び方|年少〜年中のメインは「ひとりでとっくん」
「年少のうちは家でやればいいかな?」と思いつつ、いざ始めると真っ先に迷うのがどのペーパーをメイン教材にするかでした。
わが家は最終的にお教室にも通い、結果的に第一志望校にご縁をいただきましたが、どこまで家でペーパーをやれば正解なのか、は未だにわかりません。

結局、お教室でやることだけでは定着もしないし、苦手克服は家での反復練習!
とはいえ、ペーパー難関校を受験するかどうかに関わらず、
年少〜年中の土台づくりはどのご家庭にも必要で、ここがガタつくと年長で一気に苦しくなるな、と振り返って思うのです。
この記事では、年少〜年中でペーパーを始めるご家庭に向けて、
- メイン教材を1本決める基準
- こぐま会の「ひとりでとっくん」を軸にした回し方
- 迷子にならないサブ教材の足し方
を、わが家の実例ベースでまとめます。
年少〜年中で「買いすぎずに」「親が回せて」「土台になる」メイン教材を決めて、今日から実践できるように具体的にお伝えします!

できるだけ費用をかけず、時間も無駄にせず勉強していきたいので、色々と検討。その備忘録です!

結論:年少〜年中は「ひとりでとっくん」をメインに
一旦結論だけお伝えしておくと、
年少〜年中のメイン教材、私のおすすめはひとりでとっくん100シリーズです。
理由はシンプルで、土台になる基礎問題を、単元別に、集中して回せるから。
とはいえ、使い方を間違えるとうまく活用できないので、そのあたりも後ほど具体的に説明しますね。
こぐま会の公式サイトでも、ひとりでとっくんは
「1テーマ30枚で構成」
「最初と最後で難易度差が大きいので一時期に1冊全部をこなさない」
「理解できるところまで進め、どこから分からなくなるか保護者が把握する」
など、運用する際の注意点を明記しています。
お教室に通っていないけど、自宅で対策したいなら、こぐま会の「365日シリーズ」の方が取り組みやすいかもしれないです。
これは、1ヶ月に1冊ずつ、1年かけて12冊を終わらせるタイプ。
保護者用の冊子もついていて、1年間の学習範囲と学習順序がわかるので、とっても便利。
基礎を固めるなら、これをとりあえずやる、っていうのも一つの手。
そして、苦手な単元は個別教材の、ひとりでとっくん100で補強、という流れでしょうか。
基礎が終わったら、さらに、小学校受験編が全部で6冊用意されています。

でも、この365日シリーズはわが家は使っていないので、良いかどうかはわかりません。参考までに載せています。
迷うなら、まずは「ひとりでとっくん100」シリーズをメインにして、必要な単元だけ別教材で補足しつつ揃える方が失敗しにくいです。
わが家の流れ(具体例:全部残します)
最初からメイン教材を決めきったわけではなく、色々と悩み、紆余曲折しました。
最終的に、年少から年中の間は、わが家はこんな順で使いました。
- 七田式
- こぐま会「ひとりでとっくん100」
- 理英会「ばっちりくん」
- 分野別補強でTSUBASA
七田式は、2歳半から続けていた七田式プリントA〜Dもやっていましたが、それとは別に、すでに廃盤になっている「小学校受験対策プリント」をメルカリでゲットして使いました。
時々メルカリに出るので、チェックしてみるといいと思います。
ただ、導入には良いレベル感だけれど、通じて使うには物足りないと感じました(単元別になっていないので、使いづらい)。
こぐま会の「ひとりでとっくん」シリーズは、「目安年齢(対象年齢の目安)」があるのも親として分かりやすく、メインにしやすかったです。
なので、「ひとりでとっくん」をベースに、苦手な単元は理英会の「ばっちりくん 基礎編」で補強しました。
わが家の場合は、「ばっちりくん」は基礎編は苦手分野のみ。
どちらかというと、応用編の方をたくさん購入しました。
難しい問題を解く、という段階のときに活躍です。

年長に入った頃にはだいぶお世話になった教材です!
また、分野別の補強にはTSUBASAの通信教育も使いました。
例えば、巧緻性とか。
お話記憶とか。
TSUBASA通信ネットショップで、いろいろな教材を購入できます。
メルカリでも手に入りますが、巧緻性などは付属する動画教材が見れません。
この動画解説がすごくためになるので、メルカリで買う場合は種類を選ぶかもしれません。
選び方は3つだけ:親の負担・難易度・土台になるか
ここがブレると、教材レビューをいくら読んでも決まりません。
年少〜年中はこの3軸だけでOKです。
① 親の負担:毎日回せるか(準備・コピー・声かけ)
理想は毎日30分。
これがわが家の「続けられるベスト」でした。
(ちなみに次女は、年少で1日20ページやりました。ペーパー難関校を目指すならこれくらいやらせたい…と思いつつ、現実に回すのは親なので続く設計が最優先です。)
- 週末に1週間分を用意(これが効く)
- 朝にできたら最高(その日がラクになる)
基本的に、20枚は様々な単元を混ぜて用意しました。
お話記憶・数・言語(しりとりなど)・季節・常識・推理系は必ず入るようにしました。
こぐま会のひとりでとっくんを、複数単元組み合わせるイメージです。

正直、このペーパーを組む作業が面倒なんだけど、これをやらずして自宅でのペーパー対策はできない!

そして、用意したペーパーを毎日決まった時間でこなせたら最高ですが、なかなか幼児なのでそうもいかず。
保育園や幼稚園に行く前に、ペーパーを終わらせられる生活が理想です。

ちなみに、長女は年長の時は必ず朝活スタイルに。親はしんどいけど、結果的に親子で楽なのは朝活でした。
② 難しすぎない:やる気が落ちるラインを越えない
年少〜年中は「難しい問題で鍛える」より、解ける範囲でテンポ良く積む方が安定します。
苦手克服を急いで難問(できない問題)ばかり続けると、
やる気が落ち、集中が切れます(経験済み)。
また、どうしても月齢的に理解が追いつかない問題もあります。
例えば、シーソーの問題や地図上の移動など。

どんなに説明しても理解してもらえない時は、一旦保留でいいです!

③ 土台になる:基礎を“網羅”して、弱点を見える化できるか
年長で伸びる子は、土台の抜けが少ないです。
だから年少〜年中は、まず 網羅→弱点発見ができる教材が強いです。
その点、こぐま会の「ひとりでとっくん」シリーズや理英会の「ばっちりくん」シリーズは単元別にかなり網羅されているので、一通りやればOKという安心感があります。
もし、伸芽会の会員なら「赤本」とよく言われるオリジナル教材があるので、そちらをコツコツとこなすのもありだと思います。

でも、やってみて感じたのは、これだけだとやっぱり足りない・・・。
私は知り合いから譲っていただいただけなので、伸芽会の授業とどうリンクしているのかわからないのですが・・・。
結局、苦手分野はこぐま会や理英会の問題集を買わなくてはいけないので、正直なくてもいいかなぁ、なんて。
ひとりでとっくんの落とし穴:後半が難しくなる
ひとりでとっくんは、網羅されているのはいいのですが、
同じ一冊の中でも、後半で難しくなりやすいです。
なので、ここでつまずくと「合わないかも」と感じがちです。
でも、こぐま会も「最初と最後で難易度差が大きい」「1冊を一時期に全部やらない」とはっきり書いています。
年少から年中のうちは、ここまでならできるのね、という把握でOKだと思います。
年長の時点で、この後半が解けるようになるのを目標に、コツコツと前半を取りこぼさないのが大事です。
もし、前半からわからない、できない、となる単元は、おそらく苦手な単元。
理解が全くできていない分野です。
その場合は、具体物を使ったり、もっと簡単な教材でしっかりと理解をしてから進むことを強くオススメします。

苦手分野は子どもそれぞれに違うから、焦らなくてOK!コツコツ続けていたら、しっかりと年長でできるようになります!
ちなみに、理英会の「ばっちりくん」シリーズは、基礎編と応用編にわかれるので、その点はわかりやすいかもしれないです。
わが家の回し方(具体例)
姉妹で小学校受験の勉強をさせましたが、概ねこの流れでした。
- 目標:年長までにこぐま会を3回くらい回す(ただ、スケジューリングが難しい)
- 3回目は全部じゃなくてOK。間違えた問題だけ回すのが現実的
- 苦手分野は理英会の基礎編で補強
参考までにお伝えしておくと、姉妹ともにペーパー重視の学校を第一志望としていたので、かなりペーパーの比重が重いです。

年長でペーパーを毎日30枚以上こなしましたが、早いうちから土台作りができると強いです。
年少〜年中で先にやるとラクなのは?
年少〜年中は「伸びしろの種まき期」です。
特におすすめはこの2つ。
お話の記憶:短いものからスタート
いきなり長文は不要!
短いもの→慣れたら少しずつ、で十分です。
今はもう廃盤なのでメルカリで見つけたらラッキーですが、
七田式の小学校受験対策プリントに、お話の記憶がCD付きで付属しています。
短いものから、少しずつ長くなるので、とても良かったです。
また、伸芽会の赤本にもお話記憶がたくさんあるので、活用しました。
お話記憶は、子どもは一度やると覚えてしまいがちなので、
とにかく沢山の問題を探し、年長のギリギリまで毎日取り組みました。

幼いうちは、絵本を使って、自作でもいいと思います!
季節・生活常識:早めに回しておく
季節・行事、生活常識系は「知ってる/知らない」の差が出やすいので、早めに一度触れておくと後でラクです。

2、3回くらいじゃ、全然覚えてくれないから、焦らないように早めにスタートがオススメ!
わが家の次女は、年少の時にはカレンダーの概念も、季節の概念も薄く・・・。
七夕がいつの季節で、何月何日なのか、ひな祭りがいつの季節で、何月何日なのか・・・
それすらなかなか覚えてくれなかったので、イライラしました。
なので、とりあえず季節ものは早めに!
また、昔話の知識なども、早めによく出る物語は触れておくといいです。
わが家はこの本に助けられっぱなしでした。
ペーパーで出てくる物語は、たいていこの本に載っているので、いちいち絵本を買いに走らなくて済むのでオススメです。

サブ教材は「気分転換」と「分野別補強」だけにする
ここからは、わが家が実際に使った候補を「役割」で整理します。
年少から年中の間のメインは、あくまでひとりでとっくん100。
サブは足し算です。

買いすぎても使い切れないし、親子で疲れてしまうので、まずは最低限スタート。参考にしてみてくださいね。
気分転換枠:七田式プリント
「座って勉強するのすら難しい」タイプなら、導入として七田式プリントはアリです。
フルカラーで、一日3枚ずつできるのもわかりやすいです。
公式でもA〜Dのラインナップや開始目安の月齢が示されているので、選びやすいです。
※わが家の体感としては気分転換用。お受験対策としては物足りないので、本当にとっかかりとしてオススメ。

分野別補強枠:ばっちりくん
理英会の単元別ばっちりくんドリルは、分野別に積みたいときに強いです。
年中向けの「基礎編」55冊、年長向けの「応用編」55冊と難易度も分けられているので、まずは赤い基礎編からスタートでOK。
わが家の印象は「ばっちりくんの方が難しい」でした。
だから年少〜年中は、焦って増やしすぎないのがコツ。
わが家の運用としては、基礎編は「苦手分野」のみ購入。
応用編は、年長の時のやりこみ用に買いました。

最近のは読み上げペンを買えば問題を読んでくれるから、子どもだけで学ぶ(自走)もできちゃいます!
ちなみに、理英会のばっちりくんをメイン教材にするなら、家庭学習セットからスタートしてみるのもいいかもしれないです。
A(入門)、B(基礎)、C(応用)に分かれていて、1セット3冊(1冊30問構成)入っています。
小学校受験で特に頻出する単元を中心に、総合的な学習ができるように編集されているようなので、基礎の確認ならこれでもいいかも。
しかも嬉しいのは、読み上げ音声がWeb上で配信されており、解答時間込みの音声になっていること。
つまり、この音声を流しっぱなしにして問題を解いていくと、実践的な自宅学習ができる、という素敵なドリル。

本番は制限時間があるから、どのくらいの時間で解けばいいのかがわかると、すごく助かる!
図形・空間の補強:100てんキッズドリル/たんぐらむ
具体物でたくさん練習したいのが、図形問題。
例えば、タングラム系の知育おもちゃは手元に一つは置いておきたいです。
遊びの延長で、回転や構成の感覚もついていいと思います。
くもん出版のたんぐらむは有名ですよね。
小さいうちはこれでもいいかも。
ただ、これだと物足りないと思うなら、100てんキッズのもオススメ!
長女のときは、パズルつきの問題集だったのですが、今は単体でさんかくパズルが売っているので、羨ましいです。
そんな100てんキッズドリルも、サブ教材として活用していました。
総まとめは苦手分野を探すのに良かったです。
できないところは、分野別の100てんキッズドリルを使えばOK。
フルカラーではないのですが、市販ドリルの方が可愛いので、子どものテンションが上がります。

あの手、この手で子どものテンションを上げないといけないのが、幼児のペーパー対策の難しさ。
無料プリント枠:レインボー先生
印刷できる環境があるなら、レインボー先生(無料学習プリント)は「無料で使える」選択肢として強いです。
こんなにいい問題が、無料でいいんですか?!
と、何度も思いましたが、苦手分野対策などに活用させてもらいました。

ちょっとサイトが見づらいんだけど、良問が多いから色々見てみてください!
追加オプション:TSUBASA通信教育
TSUBASA通信教育も適宜使っていました。
巧緻性や、ペーパー対策、お話記憶対策など分野別に使えるのも便利でした。
公式のYouTube解説もあるので、どういう教材かはこれを見れば完璧!
TSUBASA通信ネットショップで、いろいろな教材を購入できます。
わが家は使わなかったのですが、年少から年中の頃向けに「年中さんパーフェクト問題」も販売されています。
初歩的な範囲を網羅してくれているので、まずはペーパーに慣れる、という意味ではよいと思います。

行き詰まりの立て直し:分量より「質が落ちない形」に
年少〜年中の詰まりは、能力より回し方の問題が多いです。
月齢的にどうしても解けない問題はあるので、全然ダメだ!となるなら、一旦保留も大事です。
難しい問題が続いて、やる気がなくなる
このときは「難問を突破する」より、いったん戻しましょう。
年少さんでも1日20枚くらいは解ける(次女で実践済み)けど、難問続きだと一気に崩れます。

崩れたらもう、立ち直すのは至難の業!
ペーパーを組むときに、苦手問題スタートがいいのか、簡単なのでペースを上げてから難問に突入するのがいいのか、お子様のタイプに合わせて組むのがベストです。
ちなみに娘たちは、2歳から毎日プリントを解く習慣をつけるようにしていたので、勉強することへの苦手意識がかなり低いです。
それでも総崩れすることも多々ありましたので、まだ習慣づけできていないならなおさらです。

年長になれば座っていられる時間も自然と伸びていくので、まずは勉強キライ!にならない程度に続けたいですね。
バトルになる/集中が落ちる
途中で親子でバトルになるくらいなら、細切れでOK。と割り切りましょう。
- 朝、幼稚園から帰ってから、寝る前…などに分ける
- まずは「最大20枚まで」など上限を決める
年長までに座って勉強の習慣を作るのは大事。
でも、バトルになって質が落ちるなら、細切れは十分アリです。
特に年少さんなら、3枚でも毎日続けられたらOK。
それくらいでスタートしないと、厳しいと思います。
年少、年中さんなら
- 丁寧に線つなぎする
- 丁寧に◯を書く
- 最後まで問題文を聞いてから解き始める
という点を重視してみたり、
逆に問題を解くのは嫌がらないなら、
- 多少線が汚くても毎回指摘はしない
- ◯が汚くても問題を解けたことを良しとする
- 好きな色で書きたいなら青色にこだわらない
そんな日があってもOKと、どこか親も力を抜くのが大事です。

最終的には完璧を目指さなくてはいけないですが、まだその時ではないと思います!
ご褒美で釣るのはNG。でも「終わったら自由」は強い
わが家は、終わったらテレビ・遊び・読書OKにしていました。
ご褒美で釣るというより、「やることが終わったら自由」という生活ルールにすると揉めにくいです。
この習慣は小学生になった今も続いていて、このメリハリは結構大事だと思います。
ただ、約束は約束。
やることを終えたなら、親はあまり干渉しない、子どもの自由時間を確保する、というところは守る必要があります。

少しでも、大人が守らないと思うと、子どもはやる気をなくします。
月々どれくらいお金がかかる?
「1年間でひとりでとっくん100+ばっちりくんを集める」と考えると、体感として月1.5万〜2万円くらいのイメージです。
1冊ずつは880円程度と高くないのですが、100冊集めると88,000円ですからね・・・。
全部揃える前提だとこのくらいなだけなので、実際は苦手単元だけ買うで半分以下にすることも可能です。
あれもこれも、と買うのはコスパが悪いので、よく吟味したいところです。

ドリルはすべて裁断して、コピーをして何度も解きましたよ!
ドリルは裁断してキレイに保存しておけば、フリマアプリで次世代の方にお譲りすることもできるので、書き込みせずコピーが鉄則です。
まとめ:年少〜年中の最短ルートはこれ
最後に、今日から動けるように、私なりの「最短ルート」を置いておきます。
- メイン教材は ひとりでとっくんで1本決める
- 1日30分(難しい日は細切れ)で回す
- サブは「気分転換」か「分野別補強」の目的があるものだけ追加する
年少〜年中は、やる気と習慣が最大の資産だと思います。

「よし、とりあえずこの教材で進めてみよう」と思えるメイン教材が見つかりますように!
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