1日で完成!手作りロザリオの作り方|五連でカトリック小学校用にもオススメ
「ロザリオを、できれば自分で作りたい」
「カトリックの小学校に入学したからロザリオがほしい」
そんな方向けに、1日で仕上がる手作りロザリオの手順を、やさしくまとめました。
我が家は、娘がカトリックの学校に通うことになり、10月のロザリオの月に合わせて五連ロザリオを手作りしました。
黄色が大好きな娘なのですが、なかなかかわいい黄色のロザリオが見つからなくて・・・。

手作りすれば、好きな色や風合いで作れるから最高です♡
思ったより簡単で、一日で仕上がったのでハンドメイドでのロザリオ、おすすめです!
- 五連ロザリオの基本構造がスッとわかる
- 必要な材料がすぐにわかる
- 子どもが数えやすいサイズ感と、壊れにくい作りのコツが身につく
- 家庭でも始めやすい「1デカデ」の祈り方がわかる
- 10月のロザリオの月に向けた親子習慣づくりに使える
手作りロザリオの基本:五連の意味と数え方

ロザリオって、首から下げる十字架のついたネックレスのイメージがありませんか?
私も最初はネックレスだと勘違いしていました・・・。
でも、実は数珠のように祈りを数えるために使うのが「ロザリオ」なんだとか。
中でも五連ロザリオは、アヴェ・マリアの祈りを数える10個のビーズ×5セット(=デカデ×5)と、区切りのビーズ(主の祈り)で構成されます。
十字架から始まり、センターピースを中心に輪になります。
まずは1デカデ(主の祈り1回+アヴェ・マリア10回+栄唱1回)だけでもOK。
寝る前の3分からなら、無理なく続けられます。
また、10月は多くの教会で「ロザリオの月」として過ごします。
学期も落ち着く時期、親子で短く祈る習慣を始めるのにぴったりです。
簡単に揃う材料と道具

娘に「ロザリオが欲しい」と言われてから、色々と探した末に、手作りすればいいじゃない!と気がついてから、材料探しを始めたのですが、意外と簡単に手に入ります。
必要な材料
五連ロザリオに必要な材料はこちら。
- ビーズ小(6mm):53個(アヴェ・マリアの祈り用)
- ビーズ大(8mm):6個(主の祈り・栄唱用)
- センターピース(メダイ):1個
- 十字架:1個
- 9ピン(14mm-20mm):59本
- 丸カン(5mm):4個程度
- チェーン(なくてもOK)
- 工具:ヤットコ・ニッパー・ペンチ
ビーズは、小さい珠10個と大きい珠1個で1連分。
これが5つ並ぶので、五連ロザリオになります。
ビーズのサイズは、小学生の小さな手には、6〜7mmのビーズが数えやすく軽さも◎。
主の祈りの部分を大きいビーズに我が家はしましたが、色を変えたり、材質を変えるだけでもいいと思います。

お祈りが数えやすければなんでもOKです!
重さが気になる場合は、木製やアクリルがおすすめです。
しっかり感を出したいならガラスでもOKですし、天然石もすてきだと思います。
センターメダイは、マリア様のおメダイになっていて、3つのつなぐための丸がついたものです。
色々とネットでも購入できる時代なので、便利ですね。
十字架部分も、好きな大きさ、材質でOKです。
ちなみに、センターメダイと十字架に関しては、聖具を売っているお店のネットショップで買うと、種類も豊富ですてきなものも多いです。
例えば、ドン・ボスコ社は有名です。

我が家もこのお店で購入して作成しました。
また、楽天経由でTHE SACRED SECRETで購入するのもいいと思います。
輸入品が手に入るし、アンティークの掘り出し物も探せて、おしゃれなパーツがいっぱいです。
パーツ選びをしているだけで、楽しくなるお店です。
また、アクセサリーショップangelicaにもロザリオパーツというカテゴリーがあって、石からセンターメダイ、十字架まで揃うのでおすすめです。
残りは、通常の手作りアクセサリーを作るときに使う材料のみ。
9ピンはビーズ同士をつなげるために使います。
私は14mmで短めを使いましたが、ニッパーで切るのでもう少し長めの20mmでもいいかも。
8mmの丸い大きなビーズで使うときには、切らずに使ったくらいの長さだったので。
大きめの石を使う予定であれば、そのサイズに合わせて選んでみてください。
丸カンは、センターメダイや十字架をつなぐときに必要であれば使います。
チェーンは、例えば主の祈りのビーズとアヴェ・マリアの祈りのビーズの間をあけたい、という場合や、十字架との間のスペーサーに欲しい場合に使います。

我が家は、丸カンは使いましたが、チェーンは使いませんでした。
ちなみに、こんなに便利なセットも見つけました。

欲しいパーツだけが揃って最高!
工具で必要なのは、ヤットコ・ニッパー、ペンチ。
いわゆるアクセサリー作りに使う工具類です。
この工具類も、三点セットがお手頃価格で売っています。

最近では安く工具も買えるので大助かりです。
基本の作り方

一連で必要なのが、小さなビーズ10個(アヴェ・マリアの祈り用)。
これが5セット必要です。

さらに、その5セットの間に主の祈りのビーズを入れます。(つまり間に4個入る)

地味なこの作業の繰り返しが、大半です。

ビーズに9ピンを通し、ビーズギリギリで飛び出た部分を直角に折り、7mm残してニッパーで切ります。

直角に折るときは、既存の丸の切り目と同じ側に折り曲げると強度UP!
その7mm残した部分の端をヤットコでつかみ、くるりと手首を返しながら丸を作ります。
作り方は、こちらの貴和製作所の動画がわかりやすいので見てみてください。
こうしてビーズに9ピンを通し、ビーズの両端に丸を作りつつ、ビーズをつなげていきます。
5連のビーズがつながったら、次はセンターメダイにつなげて丸くします。
このときに、私は丸カンを使いました。
センターメダイで丸くつなげたら、センターメダイの下に栄唱(ビーズ大)→アヴェ・マリアの祈り(ビーズ小)3個→主の祈り(ビーズ大)の合計5個をつなぎます。
このとき、間をそれぞれであけたい場合は、スペーサーとしてチェーンも入れるのもありです。

我が家は子ども用ということもあり、コンパクトにしたくて入れませんでした。
そして、最後に十字架をつけて完成です。
このときも、十字架とビーズの間を丸カンでつなげましたが、なくてもいいと思います。
ロザリオの月・マリア様の祈りって?

最後に、ロザリオの月やマリア様への祈りについても少し触れておきます。
10月は「ロザリオの月」。
世界の教会でロザリオの祈りをいつもより丁寧に唱える時期で、10月7日は「ロザリオの聖母」の記念日です。
ロザリオの祈りは、マリア様といっしょにイエスさまの生涯を思い起こすための祈り。
珠を一つずつ指で送りながら言葉をくり返すことで、心が落ち着き、感謝や願いを静かに神さまへ向けられます。
はじめ方(1デカデだけでOK)
- 十字架のしるし
- 主の祈り ×1
- アヴェ・マリア ×10
- 栄唱 ×1
最後に、今日の意向(家族・友だち・平和など)を短く伝える。
寝る前の3分や登校前の少しの時間でできる簡単なお祈りです。
うまく言えない日があっても、珠を握って「ありがとう」と一言祈れたら、それで立派なロザリオの使い方なんだと思います。

娘も10月になると「ロザリオの月だから」と毎年学校へロザリオを持っていっています。
おすすめなパーツショップ
最後に、ネット通販で買えるおすすめなパーツショップをまとめておきます。
メダイやクロスといった聖具関連なら、
をのぞいてみると、素敵なおメダイや十字架に出会えると思います!
あとは、教会の直営店とかに足を運ぶのもいいですね。

この記事が手作りロザリオのヒントになれば幸いです。

