【お受験ママ必見】合格家庭の願書準備術|ペン・用紙・封筒・郵送ルールまで丸わかり

複数の私立小学校から合格を頂いたからこそ、自信を持ってお伝えできる情報がある!
ということで、今回は願書のお話。
初めて小学校受験の願書を書いたとき、正直「こんなに悩むと思わなかった!」というのが本音でした。
- どのペンで書くか
- ミライコンパスから印刷する願書の紙の厚さはどれくらいがいいのか
- 封筒の色は?
- 封筒に「〆」と書くのか
- 折るときは書いたほうが表?裏?
などなど。
幼児教室の先生に聞いても「学校による」と言われるだけで、はっきりしないんですよね・・・。
正直、先輩ママさんに聞けたらいいのに!と思うのですが、なかなかこういった細かいことを聞くのって難しいですよね。
この記事では、私自身が実際に使って良かった文具や、先生に褒められた願書の準備方法をまるっとご紹介します。
たくさんの都内私立小学校から合格を頂いた我が家が実践した方法なので、ちょっとだけ自信あります。
とはいえ、学校によって細かい指定があると思うので、そこは学校ごとに臨機応変にお願いしますね。

同じように悩むママ・パパが、少しでも安心して願書を出せますように!
願書を書く前にやるべき準備

まず、願書を書く前段階で忘れてはいけないことを記載しておきます。
学校の指定を必ず確認!
言うまでもないですが、募集要項を熟読します。
できれば夫婦でダブルチェックが安心です!
願書提出日は、多数の学校で被るので、どの学校がどれで・・・と混乱のもと。
「用紙サイズ」「提出方法」「締切」「写真サイズ」などを蛍光ペンで目立つようにしておき、必要であれば付箋なども使うといいと思います。
願書の形式や郵送方法の指定は、学校によって全然違います。
私のときも、ある学校は紙の厚さが厚すぎないように、という指定があったり、指定のもの以外同封しないでください、といった記述がある場合もありました。
例えば、他のものを同封してはいけない、という記述があれば、クリアファイルに入れたり厚紙を入れての郵送はNGとなります。
まずはこういった、基本的な募集要項から読み取れる部分の情報を整理しましょう。
下書き、トレースグッズを準備
次に、早めに用意しておきたいのが、下書きをするためのグッズと、トレースするための道具です。
私のおすすめは、本番の用紙に記載する際にはトレース台を使うこと。
基本的な流れはこんな感じです。
- 願書の用紙をスキャンする
- 願書の用紙に記載する文章をPC上で転載する
- PCで記入済みの用紙を印刷
- トレース台で③の上から手書きで書く
- ④をさらにトレース台で本番用紙に書く
今回は、PC上での文章の入れ込み方法は割愛しますが、いずれ詳細についての記事も公開しますね。
いずれにせよ、トレース台を使うことで本番用紙を間違えずに書くことができるのでおすすめです。
我が家はこの方法で、ミスを一度もせずに書くことができました。
最近はミライコンパスから願書を印刷するタイプが増えているので、万が一間違えてしまっても印刷し直すこともできるのですが、大量に記入すると腱鞘炎になりそうになりますし。
未だに東洋英和などのように願書を購入して記入するパターンもあるので、できるだけ間違いがないように用意するのは大切です。
ちなみに、私が使用したトレース台はこちら。

薄型で、充電器から繋いで使えるので、持ち運びが簡単で、リビングのテーブルで夜な夜な願書を記入するのに役立ちました。
トレース台で書くなら、夜の方が見やすいのでおすすめです。
子どももいないから、机を揺らされて・・・なんていうミスもないですしね。
ただ、夜遅すぎたり、疲労が溜まっているときにやるとうっかりミスが増えるので、要注意です・・・。
また、B4やA3の大きさの願書に対応するためにも大きめのトレース台が必要?と思う方もいらっしゃると思うのですが、我が家はA4サイズで乗り切れました。

トレース台を横にしたら十分に使えます。
願書におすすめの文房具

ここからは、私が実際に使用した文具をご紹介。
ボールペン
「願書は黒のボールペンで」と書かれていても、どんなペンがいいか分からない…そんな方へ。
私が実際に試して「これ最高!」と思ったものを紹介します。
色々と試した結果、最終的に選択したのはこちら。

にじまず、書きやすいのがポイント。
慶應義塾横浜初等部や、学習院初等科、横浜雙葉小学校、雙葉小学校はとにかく量が多いので、そういった学校向けにもおすすめです。
ペンの太さも、状況によって使い分けました。
願書の本文は0.3mmを使用し、受験票や封筒の宛名は0.5mmを使用しました。
都市伝説で万年筆がいいとかいう声も聞きますが、万年筆できれいな字が書ける人ってどれだけいらっしゃるんでしょうか・・・。
こすれたりにじんだりするリスクを考えると、普通のボールペンで問題ないと思います。
学校によっては、ボールペンで、と募集要項に記載されている場合もあるので、よくよく読んでからペンは選んでほしいです!

実際、我が家もボールペンで複数校から合格を頂いております!
用紙
白紙の願書がミライコンパスで印刷できるようになったのはいいことなのですが、ではどの用紙に印刷する?!という新たな謎が・・・。
最終的には、どの紙だっていいじゃん?ということなのかもしれないですが、気になりますよね!

我が家もかなり悩んで数種類の紙を用意しました。
募集要項に「コピー用紙で、普通紙で」と記載があっても、まさか一般的なプリントなどで使用される普通のコピー用紙でいいの?!となりますよね。
結論から言うと、我が家は2種類を使い分けました。
若干色味が違うので、そこも加味して購入してみてほしいです。
B4とA4両方出す学校はこちらにしました。
ぱきっとした白さのきれいな紙でした。
B4とA4の色味を揃えたかったので、両方のサイズがあるこちらを購入。
A4だけの提出でOKの場合は、こちら。

少しクリームがかったオフホワイトなのが特徴。
過去に先輩ママに聞いたのですが、某女子校で推薦されたことのある用紙なのだとか。
こうした情報には安心感があり、採用しました。
※過去の情報なので、現在も推奨されているかはわかりません。
好みもありますが、分厚さとしてはこのあたりが願書や受験票にぴったりです。
ちなみに、宛名もミライコンパスから印刷する場合が多かったのですが、宛名に関してはあえて薄い通常のコピー用紙を利用しました。
郵送時に剥がれやすそうな気がしたことと、宛名に分厚い紙を使用するメリットがないな、と感じたためです。
願書や受験票は出し入れしたり、何人もの手に渡る可能性があるので、ペラペラだと心配なので、厚めの紙がおすすめです。
ちなみに、「厚紙ではなく普通紙」と記載がある学校も、上記の紙で提出しました。
理由は色々ありますが、お教室の先生のOKが出たこと、過去の先輩ママがそれでOKだったこと。
そしてラクスルで検索すると、名刺やカードの定番が220kg、ポストカードが180kgとあるので、「厚紙」の扱いはこのレベルな気がしたので、踏み切りました。
結果的に、我が家は合格しましたし、周りのご家庭も同じような紙で提出してご縁をいただけていました。
ご参考までに・・・。
封筒
最後に、封筒選び。

意外と侮れません。
というのも、落ち着いて考えれば学校側は、何色だろうが、どんな分厚さだろうが気にしてないと思うんです。
何百人分もの封筒を、開けて中を出して、としていくので。
外見の封筒なんて、さっさと破棄されてしまうのでは?と思うくらいなのですが。
いざ、子どもの願書を出すとなると、こまかーい部分が気になってしょうがないんですよね!
基本的に、色は白無地が基本です。
サイズは角2号サイズ(A4を折らないで入れられるサイズ)。
我が家はこの白い封筒を買いしました。

後々も使えるし、たくさん入っていて書き損じにも対応できるので買いました。
中身も透けづらく、とめる部分にテープも付いていて、いい具合の分厚さの封筒でした。
郵送時のルール

さて、願書を丁寧に書いた。
封筒にも宛名を書いた。もしくはミラコンから印刷して貼り付けた。
さぁ、入れるぞ。送るぞ。
そういうときにも、あれ?これって?と悩むことがいくつか出てきますよね。
小さなことでいえば、用紙の折る方向。
A3やB4の用紙に書くパターンの場合は、折って提出すると思うのですが、その場合は表が書いたほうです。
あとよく出る疑問の代表格といえば、クリアファイルに入れるか問題!
結論から言えば、我が家はクリアファイルに入れて郵送しています。
クリアファイルも我が家はアマゾンで大量買いしました。


入学後も、なんだかんだでクリアファイルを使用するタイミングが多いので買って正解でした。
募集要項に「指定されたもの以外何も入れないで」や「クリアファイル不要」とあれば別ですが、それ以外の学校にはクリアファイルに挟んで送りました。
雨で濡れたら?折られてしまったら?
せっかく、細かいところまで気を使って書いた願書が、自分の知らないところで汚れてしまっていたら・・・!
先生方のお手間になるから・・・という声ももちろんわかるのですが、心を込めて書いた願書を大切に届けたい!という親御さんの気持ちを、「面倒」と思うでしょうか?
そう考え、我が家は悩み抜いたうえでクリアファイルに入れました。
結果的に多数合格を頂いたことを考えると、クリアファイルに入れたからNGということは無いと思っています。
ただ、だからクリアファイルに入れましょう!と積極的におすすめしたいわけでもありません。
入れなくてOKと思えるなら、入れなくていいと思うのです。
家庭ごとの価値観、考え方だと思うので、「こうしましょう」という意図でこの記事を書いてはいません。
むしろ、「クリアファイルに入れたい!けれどそれで落ちたらどうしよう」と悩んでいる人に、「入れて受かりましたよ」という過去の一例をお伝えできたら、と思っての情報共有です。

どれが正解かなんてわからないけれど、こんなことして合格したよ、という一例が見れるだけでも安心しますよね。
ちなみに、送付状は入れませんでした。
それはさすがにやりすぎかな、と思ったので・・・。
さらに、封書する際には「〆」を書くのか問題もありますよね。
我が家は「〆」を記入しました。
また、郵送方法も募集要項をしっかり読んで確認する必要があります。
- 「簡易書留」なのか「速達」なのか。
- 消印有効なのか、必着なのか。
過去、早稲田実業を受けた方が「郵送日10/1」「10/1消印有効」であれば、10/1にしか出せないのか?と悩んでいました。
最終的にその方は学校に確認し、10/1までの消印があれば、その前に郵送していてもOKという回答を得たそうです。

悩むなら、学校にお問い合わせするのもありだと思います。
提出前に知っておくといいこと

郵送前に、必ず書き終わった願書はコピーして手元に置いておきましょう。
面接まで一ヶ月近くあるので、何を書いたのか忘れがちです。

特に、子ども!あんなに頑張ったのに!と思うことでも、あっという間に忘却の彼方・・・
例えば夏休みのエピソードを入れたとして、そのことを直前に思い出させておかないと、面接で聞かれたときに、「え?何だっけ?」となると大変。
我が家は、書いた願書を読み聞かせ、こんなエピソードを載せたからこのことを聞かれるかも。
こんな風にあなたのことを先生にお伝えしたから、質問がくるかもしれないよ。
と、事前に説明しておきました。
本人なりに、エピソードを思い出したり、特技について考えたりしていたようです。
また、願書が到着したかどうか、はミライコンパス経由で連絡が来る場合もあれば、何も音沙汰なしの場合もあります。

音沙汰なしの学校の方が多かったかもしれないです。
ただ、郵送時に簡易書留や速達扱いにしているはずなので、到着しているかどうかは自分で確認できます。
必ず後日確認することを忘れずに。
まとめ

正直、願書って字を書く以上のプレッシャーがありますよね。
でも、1枚1枚ていねいに準備していくうちに、「この子をこう育ててきた」自分の想いを再確認できる時間でもありました。
特に夫婦で話し合いする中で、家庭の教育方針などのすり合わせがしっかりこの時期にできたのは良かったな、と思っています。
我が家の場合は、パパの字が壊滅的だったので、すべてママが書いたこともあり、最後の方には手が腱鞘炎になりそうなくらいでしたが、どうにか乗り切りました。
焦らず、丁寧に。
それだけで、あなたの願書は十分に「伝わる」書類になります!

どうぞ我が家の経験が、悩むお受験家庭のヒントになりますように。